2021年06月26日

感性とデザインとバランスと

 いよいよ6月も最後の土曜日となりました。

こうして今年もどんどこと時間がすぎていき、あれよあれよと

年末になるのかな、とふと思ってしまいます。

 さて、建築工事や住まいの工事においては、お施主様、つまり

実際にそこで住んで暮らす方と、工事の方法・仕様・色柄・コスト面からのアドバイス・・と、

ことはつきない面があります。

 限られた工期、工程組み、こと改修工事・リフォーム・リノベーションは、

実際に工事が始まってから、進行につれてわかること、決まることや変わることが

多いものです。そんな中、一方通行的な会話や、なかば押し付け的なやり方の話しは

禁物ですが、人と人、つまりお互いに様々な価値観や好み、そして夢がある中、

ひとつの工事をどんな形にまとめあげられるのか。

 どこの現場でも、主人公のご家族様と、目線や立ち場を理解し、あゆみよりが、

言葉にできない間隔と感覚があります。

 さて、あしたもおそらく雨の中、職人さんお世話になります。

 気を付けてまいりましょう。
  


Posted byほっちゃんat 18:33 Comments(2)

2021年06月19日

共有と共感

 おはようございます。

梅雨らしい朝となりました。

 日ごろ、様々な状況にある現場や建物を、

お施主様オーナー様や、関連のみなさまとお話しをします。

 その中で、大切にしたいな、と思っていることは、一方通行な

話しにならないことや、まずは聴くこと。そして、その内容を整理して、

その方と、共有できることはなにか。

 話しをしていくうえで、自然に共感できることがあればいいなー・・・

と、心のふれあいをまずは大事にしたいな、と思っています。

 私もひとりの人間ですから、いつもいつもどのタイミングでも、

そうできているか、と聞かれれば、パーフェクト人間ではないのですが、

基本姿勢は、そこかなと思っています。

 今日もそこからの気持ちで出発です。  


Posted byほっちゃんat 06:41 Comments(0)

2021年06月12日

上を見ればきりがない、下を見ればきりがない・・

 今週もおわりになりますね・・おつかれさまです。

来週以降からは、順次各地にて改修新築のピッチも

ピントをあわせて進んでまいります。

 さて、ここではあえて恩人と書かせていただくですが、

寝たきりで話も難儀なのに、めったに会えないその人は、

先日私がその人の枕元で、なにげて出てきた涙を見ながら、ふりしぼった力で、こう語りかけてくれました。

   『いそがしい?』 

私は涙で言葉につまっていたところ・・・・・

なにを察知したか、

   『上を見ればきりがない、下を見ればきりがない』 と、

かすかな声でそうつぶやいたように聞こえました。

この言葉にはいろんな意味があるように思えました。私はなにか贅沢な希望を

日々しているのだろうか。わがままなんだろうか、と別れた後そんな思いになりました。
 
 私の顔からなにを読み取ったのか、わからないのですが、

人の表情は、ごまかしはつけないものなのかな。  


Posted byほっちゃんat 17:58 Comments(2)

2021年06月05日

知識と経験と人

 今年の梅雨は、今の所、なにか雨が少ないのかな

建築工事や外の工事にとっては、工程上は助かるな・・

 亡くなった初代棟梁は、いくつになっても勉強だ。

 俺にだってまだわからないことはある。

と、60代を半ばにむかえることにも、当時そのようなことを

話していました。

 様々なご要望をもつお施主様

 多彩な経験をしてきている職人たち

 人それぞれに得てきた経験

けど、なんというか、やっぱり最後は人なんだろうか

 立場が違う、性格が違う、感性が違う

当たり前のことだが、建築工事は、とらえ方次第で大きく変わるな・・・

 棟梁の言葉の中には、そんな部分も隠されていたのかもしれない。   


Posted byほっちゃんat 18:07 Comments(0)